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指圧三原則
指圧の原理原則、指圧の三原則は、垂直。持続。集中。です。垂直とは面に対して、指圧点に対して垂直圧に真っ直ぐに圧を加えていく。言うのは簡単なのですが、これが出来ている施術師は少ないです。正しい姿勢や身体の使い方、全身の連動で圧す技術が必要で、習得までに身につくまでに長い年月の修練や経験が必要だからです。この垂直圧が出来て初めて患者様の治療効果、治療結果が現れます。この垂直圧が正しく出来る事で、いわゆる揉み返しなどの副作用が現れません。
持続とは、圧を圧し切った一番深い所で圧を静止する、圧を一定時間止める事です。この持続している時間と、治療効果は比例します。持続している時間に患者様の筋肉と神経は緩み、治療効果が現れます。
集中とは「道」の世界、もちろん『指圧道』も、芸事の世界でも、意識の集中。精神を統一して、一心で行う。指圧師の施術中の集中力、目の前の患者様を良くしたい一心で指圧する。この集中力と患者様の治療効果も比例します。ただしこの事については、指圧師と同時に患者様の集中力。指圧師と患者様の「良くなりたい」というお互いの精神の集中力の一致があって初めて治療効果、お互いに幸せになれる結果が生まれます。
逆を言うと、この指圧三原則が一つでも欠けていると、治療効果、治療結果。
指圧師と患者様、お互いに幸せになれる結果は生まれません。
何事も、全ての物事がそうですが、「原理原則」言葉を変えると普遍的な「法則性」に則る事、
この事が全ての根本になります。
うちかわ指圧 木村洋介